・グループホームなるとう 施設長の小言です。 不定期更新です。
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ノロ終息・・・
2007/03/15(木) 00:43:32

お久しぶりです。

いったいいつ以来になるのかな?書き込みするのは・・・。

◇◇◇◇◇

ノロが発生しました。うちのグループホームで。
入居者の大半が・・・、職員の大半が・・・、ノロの主症状である「下痢・嘔吐・発熱」になってしまいテンヤワンヤ。

でも皆無事に元気になりました。

◇◇◇◇◇

ノロに罹ってしまった入居者。
下痢をし、時に「オエー」と吐いているにもかかわらず、食器を洗おうとしたり、洗濯物を畳もうとしたり。
ヘタすると「作らなきゃ」とメシの心配までしたり。

オイオイ、下痢して吐いて具合が悪いんだから養生してなよ!とこっちは思っても、あの力強さはどこからくるのか・・・・・・・。
すごい!!ね。婆ちゃんたちは。

まぁ、そんな婆ちゃんたちにスタッフは四苦八苦してましたけどね。なにせ、ノロの二次感染を防ぐために消毒とか徹底しなきゃいけませんから。
でも後追いかけて消毒するのが大変だからって、「やっちゃダメ」「さわっちゃダメ」とも言えないしねぇ・・・。

◇◇◇◇◇

そんなテンヤワンヤのノロ騒動も終息。
なにはともあれ、皆元気になって良かった。

でも良かったで終わっているわけにはいかない。
今回のこの経験をしっかりと振り返り、“次”に活かそうと心に決めている梅本でした。

◇◇◇◇◇

どうでもいいことだけど、僕はノロが発症しませんでした。
職員13名中、10名が罹っちゃったんだけどなぁ。
いつも倒れそうなオーラをかもし出している僕だけど、なぜか倒れなかった。

不思議だ・・・・・・・・。


距離
2007/02/23(金) 11:26:57

和田さん、白仁田さんと会った時の話しの続き・・・。

◇◇◇◇◇

和田さんは東京、白仁田さんは長崎、僕は千葉、これがそれぞれの生業の場。
仲間であるとはいえ、それぞれ生業の場が違うので、常に顔を合わせるわけではなく、連絡もそれほど取り合わない。

でも「仲間だ!」と言い張れるのは、語り合い、共に考えあった結果、目指すべき芯(信念)の部分を共感しあっているからだ。

その目指すべき芯(信念)の部分を共感しあうのに必要だった語り合い、考えあった場が、僕らはたまたま指導者養成研修という場であったというだけ。

◇◇◇◇◇

“その場”は、人それぞれで違い、いつ訪れるかもそれぞれで違う。

だからこそ、“その場”を得られるかもしれない機会は大事にしたい。
そして、この連絡会が“その場”になれるよう僕も努力したいと思う。

◇◇◇◇◇

久しぶりに会った和田さんと白仁田さん。
とにかく語り合った。
そしてその語り合いの中、「勇気」と「やる気」を貰った。

「ああ、辛いのは自分だけじゃないんだ。和田さんも白仁田さんも戦っているんだ」
と・・・。

仲間と呼べる人は必ずしも近くにいなければいけないわけじゃない。

そぉ、「距離」ではないのだ。

離れていたって、
自分と同じ芯(信念)を持っていることが大事なのだ。

自分と同じ芯(信念)を持っている人が戦っている・・・、それだけで「自分も!!」と思えるから。

◇◇◇◇◇

何だか真面目な話しを書き込んだで誤解されるかもしれませんが、決して僕と和田さん、白仁田さんが会って語り合う時、真面目で硬い話しばかりしているわけではありません。

それはこの下にある小っちゃい写真(クリックすると大きくなります)を見れば一目瞭然。
酒飲んで、ゲラゲラ笑うような「おいおい」って話し(語り合い)がほとんどですから・・・。


良き先輩であり戦友・・・そして響き合える仲間 和田行男さんと白仁田敏史さん
2007/02/23(金) 09:54:33

先日、僕の良き先輩であり、この業界で生きていく上での戦友・・・
そして響き合える仲間である「和田行男さん」と「白仁田敏史さん」と酒を飲み、語り合った。

このお二人とは、もう4年前になるのかな?・・・・・
認知症介護研究・研修東京センターが年3回開催している認知症介護指導者養成研修で出逢った。

この研修は約3ヵ月という長丁場の研修。
しかも最初の40日間は、東京センターに泊り込みで門限23時というほぼ監禁状態。
ホント介護人生、最初で最後(にしたい)だろうなと思える研修だ。

そんなほぼ監禁状態の研修で僕らは出逢ったわけだけど、あの40日間ほど、その日その日の講師陣が僕ら受講生に伝えようとするいろんな介護に関する考え方とかについて語り合ったこと(&考えたこと)はないなぁ。

◇◇◇◇◇

僕らはついつい日々の生業の忙しさに振り回され、自分達の介護について・・・、そして婆ちゃんたちのことについて考えることをしない。
時には忙しいからとばかり言わず(逃げず)、フッと足を止め、自分の現場を、そして自分が向き合っている婆ちゃんたちを眺め、考えてみることはとても大事なことだ。

和田さん、白仁田さんと久しぶりに会い、研修の時に感じたそんなことを思い出しました。

◇◇◇◇◇

ガラっと話しは変わって、下にある小っちゃな写真(写真をクリックすると大きくなります)。
この写真は和田さん、白仁田さんと会った時に撮った写真なんです。
で、その写真に写っているダンディなおじさまは、4月21日にうちの連絡会が開催する「つどいVol.2 認知症と火」に長崎から駆けつけ登場してくれる白仁田敏史さんです。

このおじさまも素敵な人ですよぉぉぉ。

あっそうそう、
その写真にグーしている腕が写ってるんですが、それは和田さんです。


長谷川先生と記念に・・・
2007/02/22(木) 15:42:47

長谷川和夫先生に先日お会いした時のこと。

長谷川先生との熱い対談も終わり、僕たち連絡会メンバーは長谷川先生の部屋を退出。
その後、長谷川先生がセンター長を務める「認知症介護研究・研修東京センター」のスタッフのみんなと談笑していると、センタースタッフの1人が・・・

「せっかくだから長谷川先生と記念撮影しよう」

と提案。

「おいおい、今さっき退出してきたばっかりなのにまた行くの?」と思いつつも、僕たち連絡会メンバーは、センタースタッフに再度長谷川先生の元へ連行されるのでした。

その時記念に撮影したのが下にある写真。
画面上は写真が小っちゃいけど、写真にカーソル合わせてクリックすると写真が大きくなります。

ちなみに、前で座っている3人の真ん中にいるのが長谷川和夫先生です。
僕が言うのも何ですけど、ホント素敵な人です。
皆さん、4月21日、長谷川先生に会いに来て下さい・・・ね。


特別なことではない
2007/02/22(木) 01:18:24

皆さんもご存知のとおり、
千葉県内にある無届け老人ホームで身体拘束の疑いがあると報道されました。

まだ、実態の詳細は明らかになっていないので書き込みはどうかな?とも思いましたが言いたいことがあったので結局書き込みしました。

◇◇◇◇◇

「現場を知っている人なら特別なことではないと分かるはず」

この身体拘束の疑いがある施設の責任者が発した言葉。

◇◇◇◇◇

「おいおい君は一体何を言ってるんだ。身体拘束は特別なことではないなんて俺らは思ってないぞ!!一緒にするな!!」

これが現場をよ〜く知っている専門職からの言葉だ。


長谷川和夫先生とパッション
2007/02/19(月) 19:44:25

2月16日金曜日、午前11時00分・・・
会ってきました長谷川和夫先生と。

4月21日にうちの連絡会が開催する「つどいVol.2」
“認知症”と“火”に長谷川先生にご登場いただくため会ってきたんですが、いやぁ、長谷川先生は・・・・・・・・・

『熱い!!』

僕たちに色々と語ってくれたんですけどね、(年齢を出して失礼だけど)77歳にして、認知症の人たちに、そして認知症の人たちへの支援に、あれだけの熱い思いを持っているってすごい。

そしてお会いして一番印象に残ったのは、
「僕は高い所からではなくて“市民”となって認知症を語っていきたい」
という言葉。

(失礼を承知で)
あれだけの功績を残している方なのに、奉られることを望むのではなく、こんな考えを持てるのって、長谷川先生は今でも進化し続けているんだなぁと感じました。

それともうひとつ印象に残ったのが、長谷川先生が連呼していた「パッション」という言葉。
ちなみに「パッション」とは・・・
熱情、激情、情熱という意味(広辞苑より)を持つ言葉。

う〜ん、やっぱり長谷川先生は“熱い”!!。

◇◇◇◇◇

若輩者の僕が言うのも失礼ですが、そんなとっても素敵な長谷川和夫先生が4月21日、当連絡会の「つどいVol.2」
“認知症”と“火”に登場です。
みなさん、ぜひ来て下さい。

そして最後に・・・・・
長谷川先生お会いしていただきありがとうございました。
4月21日よろしくお願いします。


頑張れヘルパーさん!!
2007/02/18(日) 16:34:28

今日僕は、午前中千葉県の市川市で、午後千葉市の美浜区で、ともに同じ法人さんのヘルパー事業所で、ヘルパーの皆さんへ講義をさせていただいた。

今日は夕方まで千葉県内、結構雨が降っていたんですが、市川も美浜も大勢の人が足を運んでくれました。
そんな大勢のヘルパーさんたち、みんな一生懸命に僕のまとまりのない話しを聴いてくれていましたねぇ・・・ホント感謝!感謝!です。

◇◇◇◇◇

ヘルパーさんといえば、1時間とか1時間半とかという限られた時間の中、時に「家政婦さんかい?」と誤解されたような仕事をさせられ、挙句に家政婦さんと思われてしまいがち・・・。

でも諦めず(ふてくされず)に、今自分たちにできることをコツコツやっていってほしいなぁ。
これが「介護という仕事だ」、これが「私たち(ヘルパー)の仕事だ」という仕事を・・・。

日本はまだまだ介護というと「お女中さん(何でもやってあげる)」ものだと思われている。
そぉ、社会的に成熟していないのだ。介護という、人が生きることを手助けする仕事が・・・。

◇◇◇◇◇

だからこそ、今の自分にできることをコツコツやって、その目(社会)を自分達が変えていく必要があると僕は思う。
だってヘルパーさんたちには、自分達が求める姿に近づくために社会を変革するチャンス(実践の場)があるのだから・・・。

頑張れヘルパーさん!!

おっと他人事じゃない、僕(梅本)も頑張れ!!だ。


春2番?????
2007/02/15(木) 19:37:47

昨日の春1番、凄かったですね。
まるで台風のようでした。

そんな春1番が過ぎ去った今日・・・、
見事な快晴。そしてポカポカ陽気。
こんな日は、建物(箱)の中に閉じこもっているんじゃなくて、
婆ちゃんたちと外に出て、
季節を感じ、風を感じ、花を愛でて、街の息づかいを感じたいよなぁ。
みなさんは今日どんなふうに婆ちゃんたちと過ごしましたか?

◇◇◇◇◇

ところで、今朝ニュースを見ていたら気象予報士の方がこんなことを言っていました。
「桜が咲く前にふく大風を春2番というんです」と・・・。

33年間生きてきて、初めて聞いたなぁ。
ホントかな?

◇◇◇◇◇

さて明日、4月21日にうちの連絡会が予定している「つどいVol.2」に登場していただく “長谷川和夫”先生と会います。
直接お話しするのは初めてなんで、緊張&楽しみ です。


変革するには・・・語り合い、互いを知り、共に考える
2007/02/14(水) 23:11:07

今日、とある行政の取り組みに関して、行政を交えて専門職が意見交換をする場に参加した。

前からそうだけど、こういう場に参加させてもらうと、
ホント「はぁぁ〜〜」とため息がたくさん出る。

ここぞとばかりに行政に対し文句を言う専門職・・・。
ここぞとばかりに行政に対し要望をする専門職・・・。

どの文句も、どの要望も、あまりにも事業者側にとって都合がいいものばかりだ(僕からすると)。

やれ行政はなにもしない、行政は何も示さない(これ文句)、
やれ経営が苦しいから、職員が低賃金だから介護報酬を上げろ、基準を緩めろ(これ要望)。
こればっかりだ。

◇◇◇◇◇

確かに介護報酬の単価は安い。
現場で踏ん張っている専門職の賃金も安い。
行政の動きが悪いのも事実だ。

でも、この程度のことを「言う(批判?)」だけなら誰だってできる。
そして「言う」だけの人に多いのが、言うだけ言ってあとは相手が動いてくれる(変えてくれる)のを待つだけ。

◇◇◇◇◇

何かを変革したいなら、一方的に相手に「言う(批判?)」のではなく、

◆語り合うこと。   
・・・そして語り合うことで、
◆お互いを知ること。 
(知ることで信頼が生まれ相手の立場や状況、考えを理解できる)
・・・そしてお互いを知り、
◆共に考えること。

僕はこれが大事だなぁって思う。
(まぁ僕もなかなかできないけど)

◇◇◇◇◇

認知症の人たちが街の中で安心して暮らしていけるようにしていくためには、腹が立つこともあるだろうけど、行政を敵とするのではなく、仲間になっていくことが大事だ。

そのためにも・・・、
(認知症の人たちを真ん中に置いて)「共に語り合い、知り、考え」、認知症の人たちが街の中で安心して暮らしていけるようにしていくためのビジョンを描いていきたい・・・な。

あっそうそう、こんなこと言ってると、梅本は行政の回し者か?とかって、よく言われちゃうんですけど違いますからね。
僕は、認知症の人たちを支援していく “専門職” です!!


口か胃か・・・
2007/02/12(月) 18:52:56

アルツハイマー病が進行していくと、往々にして身体機能が低下していく。
それは、咀嚼(噛む力)の機能と嚥下(飲み込む力)の機能にもあること。

うちのグループホームに入居している、とある入居者・・・。

◇◇◇◇◇

明らかに、咀嚼と嚥下の機能は低下してきている。

医師からは、近い将来嚥下困難となり、胃ろうにするしかないと言われている。

家族からは、胃ろうは考えていないと言われている。

◇◇◇◇◇

現場は揺れ始めている。
入居者への“思い”はあっても、

誤嚥などによる事故への不安。
常時、医師や看護師がいないことへの不安。
1人に手をとられることで、他の入居者への支援がままならなくなることへの不安。

医師や家族の意見もある。
そして何より本人にとってはどうすることが良い方法なのか?

現場は揺れ始めている。

◇◇◇◇◇

よく研修などで、現場の職員さんから咀嚼や嚥下の機能低下に対して質問を受けるのだが、大抵がこう聞かれる。

嚥下や咀嚼に問題が生じてきた。
口から食べるのがいいのか? 胃ろうがいいのか?
という二者択一。

“グループホーム”で胃ろうの人を
介護していくべきか? 退居してもらうべきか?
という二者択一。

僕は思う。
二者択一・・・、そうではなく、
揺れ始めたら、今自分たちに(介護の専門職として)できることを、職場の仲間たちと語り合い、考えていくこと・・・。
そして家族や医師とも語り合い、考えていくこと・・・。
これが大事じゃないかと。

先ずは、口か胃かではなくて・・・。

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