・グループホームなるとう 施設長の小言です。 不定期更新です。
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きっかけは「つどい」。それでOK!
2007/04/26(木) 00:34:33

続けて小言の書き込みです。

◇◇◇◇◇

「自分の事業所の防火管理について改めて考えようと思いました」
「防火管理について話し合うことを決めました」

「認知症と火について一緒に参加したスタッフと議論しました。そのおかげで、初めてその子が考えていることを知りました」

「自分は考えずに毎日仕事しているんだなと感じました」
「認知症について知っているようで何も知らなかったと痛感しました」

もっとたくさんの感想や意見をもらったけど、ざっと挙げてみた。

◇◇◇◇◇

この感想や意見が「連絡会のつどい」のねらい。
それでOK。

僕たち実践者は、普段の忙しさに惑わされ、いや忙しさを言い訳にして、支援のこと、婆ちゃんたちのこと、事業所のこと、自分の仕事(何をすべきか)のことを考えてみたり、振り返ってみたりすることが少ない(しない?)。

更に悲しいかな、人間ってすぐ忘れる。
あんなことやそんなことがあったことを。

婆ちゃんたちが、日々伝えてくれているのに・・・。
婆ちゃんたちが、自分を犠牲にしてまで伝えようとしているのに・・・。

◇◇◇◇◇

だからこそ「連絡会のつどい」は、フッと足を止め、考えたり、気付いたり、振り返ったりすることが“ねらい”なのだ。

そして考えたり、気付いたり、振り返ったら、次は学んでいこう。学びを深めていこう。

◇◇◇◇◇

なので昨年の9月から連絡会立ち上げの準備を始め、11月にHPの開設、12月につどいVol.1の開催、そして4月につどいVol.2の開催と歩んできた「認知症の人を支援する専門職 千葉連絡会」の活動はここからが本番。

考え、気付き、振り返った仲間たちと、せっかく考え、気付き、振り返ったことがその場だけで終わることがないよう、学び、更にその学びを深めることができるような地道な研修等にも取り組んでいくぞ!!

◇◇◇◇◇

ここから連絡会は「学びの継続」と「定着と拡大」をキーワードに更なる活動に取り組んでいきますよ。

あっ、もちろん「考え、気付き、振り返る」をキーワードとした「連絡会のつどい」も続けていきますから、みなさん、これからも『認知症の人を支援する専門職 千葉連絡会』を、どうぞよろしくお願いします。

◆◆◆◆◆

写真は「連絡会のつどいVol.2 認知症と火」の会場を撮影したものです。写真をクリックすると大きくなります。
最後になりましたが、当日会場に足を運んでくれた240名の皆さん、ありがとうございました。また、会いましょう・・・ね。


4月21日、240名つどう・・・。
2007/04/25(水) 23:55:25

240名が足を運んでくれた「つどいVol.2 認知症と火」。
終わってから「良かった」的な感想や意見etc・・・をたくさんいただいている。

開催した側からしたら「良かった」という感想や意見は素直に嬉しい。

◇◇◇◇◇

でも、ちょっと待て。
捉え方は人それぞれで違うもの。
それだけに、240名全ての人が「良かった」とはならないはずで、異論・反論・不信・・・そんな感想や意見があって当然なのだ。

開催した側からしたら、そりゃ異論・反論・不信・・・はあまり聞きたくないし、聞けば素直に腹が立つだろう。
頑張ったからこそ悲しくもなる。

でも異論・反論・不信があるからこそ、考えや気づきがより深まるのだ。
自分と同じ感想や意見、はたまた考えを持つ人間ばかりが集まってイベントごとや議論を交わしているっていうのは、ちょっとした新興宗教の集団だ。
そんなの気持ちが悪い・・・。素直ではない僕はそう思う。

◇◇◇◇◇

なので「つどいVol.2 認知症と火」について、どんなことでも異論・反論・不信がある方はいつでもハッピーカムカムです。

深めましょう。
梅本は待ってます。


いよいよ明日・・・つどいVol.2 認知症と火 開催!!
2007/04/20(金) 22:10:16

いよいよ明日です。

「連絡会のつどいVol.2 認知症と火」の開催。

2月から始まった準備も、開催前日の今日(4月20日)で終了!!です。あとは本番の明日を待つばかり・・・。

◇◇◇◇◇

参加申込して下さった多くの皆さん、会場の千葉県教育会館大ホールで待っています。

認知症の人が安心して街の中で暮らせるように、明日は「認知症と火」について一緒に語り合い、考えましょう。

そして・・・、懇親会にも申込して下さった皆さん、一緒に飲み、食べ、語り合い、仲間になりましょう。

では、明日。

◇◇◇◇◇

追伸>>>>>
明日、飛び込み参加も全然OKです。申込んでいない方もぜひ会場に足を運んで下さい。


和田行男のブログが読めるサイト「けあサポ」
2007/04/18(水) 20:44:26

うちの連絡会が4月21日に開催する「連絡会のつどいVol.2 認知症と火」に登場してくれる和田行男さんのブログが読めるサイトがあるのを皆さんご存知ですか?

そのサイトとは、介護・福祉の応援サイト「けあサポ」。
和田さんのブログだけでなく、他にもたくさんの情報があって、なかなか面白いサイトです。

ぜひ皆さんも覗いてみて下さい。

◇◇◇◇◇

介護・福祉の応援サイト「けあサポ」はこちらのアドレスからリンクできます。

http://www.caresapo.jp/


楽しければいいのか???Vol.2
2007/04/13(金) 01:45:59

「ここでは余暇活動はどんなことをしているのですか?」

「皆さんで趣味に取り組んだりする時間がありますか?」

「レクリエーションは皆さんでするんですか?」

うちのグループホームに見学に来た人や実習に来た人、はたまた職員採用の面接を受けに来た人にこんなことをよく聞かれる。

◇◇◇◇◇

正直な話、うちのホームでプログラム化されたレクリエーションや遊び、体操、クラブ活動etc・・・はない。
(まったく何もしないわけではないが・・・)

それは、なぜか???

認知症の状態である入居者が、日々の暮らし(生活)を営むこと(支援すること)で忙しいのだ。

更に言えば、記憶や認知することに障害を持つ認知症の状態である入居者が、日々の暮らし(生活)を営むことを支援することで職員は精一杯なのだ。

そしてもっと単純なことがある。
時間を決めてみんなでレクリエーションもいいが、そんなことをする前に「今日の昼飯」を用意することの方が大事なのだ。
なにせ人という生き物は「喰わなきゃ死ぬ」生き物だから。
それを認知症の状態であっても、人である入居者のみんなは本能として知っているのだ。

◇◇◇◇◇

認知症の状態にある人たちは、ほんの数年前までひどい扱いを受けていた。いや、少し前までとは言えない。今も受けている人たちがいる。

その反動からだろうか?

どうも認知症の状態にある人を支援する専門職の中には、「笑顔・楽しく・遊び」という類いのキーワードを認知症の状態にある人への支援で大事にする人が多い(と僕は思う)。

僕も10年前、ひどい扱いを受けている認知症の状態にある人の姿(死んだ目)を見てきたので、あの姿(死んだ目)から認知症の状態にある人たちを復活させたいとは思う。

が、だからといって支援のキーワードが「笑顔・楽しく・遊び」とはならない。

◇◇◇◇◇

大抵の人間は、起きてから寝るまで、ずっと「笑顔・楽しく・遊び」で暮らし(生活)を営んではいないはずだ。

だからこそ、よく考えてみてほしい。
人の暮らし(生活)の営みの大半はなんだろう?って。

◇◇◇◇◇

人としての暮らし(生活)の営みはスタッフがお女中さん(何でもやってあげる)になっていて、支援のキーワードが「笑顔・楽しく・遊び」だなんてちゃんちゃんらおかしい。

一日の大半はじっと座っているだけ。
なのに一日のうち数時間、いや数十分「笑顔・楽しく・遊び」をする(大事にする)。

それは専門職の自己満足じゃないのか?


東京都グループホーム連絡会の皆さん、ありがとう
2007/04/04(水) 21:44:39

「つどいVol.2 認知症と火」に登場してくれる林田さんが代表を務め、和田さんが事務局長を務める『東京都グループホーム連絡会』にはホームページがあります。

そのホームページ内に「TGHブログ」というブログがあるのですが、そのブログをクリックすると・・・・・・・・なんと!!

うちの連絡会が4月21日に開催する「つどいVol.2」の案内が掲載されているではないか!!。

◇◇◇◇◇

いやぁビックリしました。
そしてとても嬉しくなっちゃいました。

林田さん、和田さん、そして田原さんをはじめとする東京都グループホーム連絡会の皆さんの協力に感謝!感謝!です。
ホントありがとうございます。

◇◇◇◇◇

同じ都道府県(土地)ではない東京と千葉。
でも同じ日本。

近いようで遠いような、そんな微妙な距離のある東京と千葉。
でも同じ関東で隣同士。

そして・・・
東京と千葉という違いだけじゃなく、普段の生業の場も違う。

でも認知症の人が安心して街の中で暮らしていけるようにしていこうという仲間。

だからこそ、いつか東京都グループホーム連絡会とうちの連絡会が一緒に何か(その何かはわからないが・・・)仕掛けられたらいいなと梅本は思っています。

なので、東京都グループホーム連絡会の皆さん、“その時”が来た時は、どうぞよろしくお願いします。

◇◇◇◇◇

最後に・・・・・・・・
仲間っていいね。

◇◇◇◇◇

追伸>>>>>
東京都グループホーム連絡会のホームページアドレスは
http://www.tokyo-gh.net/

皆さんぜひ覗いて下さい。


楽しければいいのか???Vol.1
2007/03/21(水) 22:34:03

以前、うちのグループホームに外部評価にやってきた評価員のおっちゃんにこんなことを言われた。

◆おっちゃん
「ここでは皆さんで歌を歌ったりしないんですか?」

◆僕
「「さぁみんな集まってぇ。ではみんなで歌を歌いましょう」なんていうことはしませんねぇ」

◆おっちゃん
「どうしてですか?」

◆僕
(心の中で・・・「あっ?どうしてかだぁ」と思いつつ)
「わざわざ集めなくたって、歌いたい人は歌番組見ながら歌ったり、気分が乗っていたりすれば鼻歌まじりで掃除したりしてますし・・・。それに誰かが歌い始め、それにみんなが相乗りして自然発生的にライブが始まることもありますから」

◆おっちゃん
「歌を歌うのは体にとても良いことなんですよ。ぜひ取り入れた方がいい。私が見に行った他のグループホームでは併設しているデイサービスで合唱する時間があって、そこに入居者のみなさんが足を運んで一緒に歌っていました」

◆僕
「そうですか・・・・・・。でも、うちではやりません!!」

>>>>>明らかにおっちゃんは不愉快そうな顔をしていた。

◇◇◇◇◇

なぜ歌を歌ってもらうために職員の誘導でみんなを集めるのか。
わからん。

なぜみんなを集めて職員の誘導で一斉に歌わせるのか。
わからん。

体に良いから?? 
みんなでハーモニーを奏でている姿が素敵だから??

◇◇◇◇◇

別に歌を歌うことは否定しないし、歌を聴くことも全然否定しない。
人間にとって歌を歌ったり聴いたりすることは、心を豊かにする一つの手段だとも思う。
実際僕も歌ったり聴いたりするのは好きだ。
(だけど僕は好きでも歌ったり聴いたりするのが嫌いな人もいる)

でも、職員が誘導し「さぁ歌いましょう」とみんなで集まって歌を歌っている婆ちゃんたちの姿を僕は「素敵だな」とは思えない。
なにか“作り物”の優等生の婆ちゃんの姿に見えてしまう。

◇◇◇◇◇

僕は10年前、施錠されたドアの向こうの畳敷きで窓には鉄格子っていう大部屋で放置された婆ちゃんたちをたくさん見た。

みんな「死んだ目」をしていた。
あんな目をした婆ちゃんたちの姿は、人が生きる姿にはとても見えなかった。

だからこそ、認知症だけでなく、どんな障害を持っていても、できるだけ人が生きる姿からかけ離れないように・・・、少しでも近づけるように、今の自分にできること(支援)を実践していきたいと僕は考えている。

僕が目指している婆ちゃんたちの生きる姿は、“作り物”の優等生の婆ちゃんの姿ではなく、もっと(今回は抽象的だけど)人間くさく“生きている”婆ちゃんの姿なんだ。

◇◇◇◇◇

(勝手に書いているのに・・・・・勝手に次回につづく)


居住移転の自由
2007/03/21(水) 00:33:05

地域密着型サービスであるグループホーム。

地域密着型サービスであるが故に、その事業所(グループホーム)の所在地である市町村に住む人しか(基本的には)入居はできない。

ちなみにうちのグループホームは千葉市にあるので、千葉市の人しか入居できないということだ。

◇◇◇◇◇

僕たち日本人は「居住移転の自由」という権利を有している。

日本国憲法第22条第1項>>>>>
何人も、公共の福祉に反しない限り、居住、移転及び職業選択の自由を有する。

でも日本国憲法にはこうやって書いてあるのに、(大雑把に言えば)隣町のグループホームに入居したくても、隣町に住んでいるから「その市町村に住む人」ではないので入居できないのだ。

おかしくない?
この地域密着型サービスを利用する上での縛り(その市町村に住む人)って。

と、言うかこの縛りって憲法違反なんじゃないの???

◇◇◇◇◇

地域密着型サービスは「住み慣れた地域でできるだけ長く安心して暮らせるように・・・」という考えのもとに導入されたサービス。

その視点から言えばさっきの縛りは、まぁ分からなくもない。
でも物事の視点って一つだけじゃないからねぇ。
そぉ・・・、また別の視点でさっきの縛りを考えたら(僕から言わせれば)憲法違反なのだ。

そういう視点もあるんだぞ!!ってことも法令を考える方々には知っていてもらいたいな。

◇◇◇◇◇

それはそうと「安心して暮らし続ける」のって、住み慣れた地域じゃないとできないの?

そこがいくら住み慣れた地域じゃなくても、その人にとって「安心して暮らし続ける」地域(場所)になるよう支援し、力を尽くすのが僕ら専門職の仕事じゃないのかな?
いや、仕事なんだけどなぁ・・・・・・・・・・。


つどいVol.2 認知症と火 始動!!
2007/03/20(火) 01:18:09

今日、連絡会の「第2回運営委員会」を開催したんです。

で、運営委員会開催前に連絡会のメンバーと「つどいVol.2 認知症と火」の会場である「教育会館大ホール」の下見と会場側との打ち合わせをしてきました。

いやぁそれにしても会場 で・か・い !!
なにせ500名定員ですからねぇ。
いったい当日は何人集まるのやら・・・。

でも、できるだけ多くの方々に来てほしいですなぁ。
そして一緒に「認知症と火」について学び、考えたいですなぁ。

あっそうそう、ちなみに4月21日当日、長谷川和夫先生と和田行男さんが、それぞれご自分が執筆された本の販売&サイン会をします。
当日来られる方々は、ぜひ長谷川先生と和田さんのサイン入り本をGET!!して下さい。

◇◇◇◇◇

さて、今日の小言のタイトルは「つどいVol.2 認知症と火 始動!!」ってなっているんですけど、実は先月から連絡会メンバーは「つどいVol.2」開催にむけ始動していたんです。

で、今日は、会場の下見と会場側との打ち合わせ、そして運営委員会で連絡会メンバー同士の打ち合わせをやりました。

う〜〜ん、それにしても、なかなかに準備が大変・・・・・・・。
まぁそれは昨年の12月21日に開催した「つどいVol.1」で経験済みなんですけどね。

でも連絡会メンバー、みんなで手分けして「つどいVol.2」の準備頑張ります!!
少しでも参加してくれた皆さんにとって、学びがあり、考えることができる場になるように・・・。
そして仲間になれるように・・・。


8回目のさくら・・・
2007/03/16(金) 02:12:18

桜の開花予想が随分と変更になりましたね。

最初(3月7日)の時は、
千葉の開花予想が3月25日
東京の開花予想が3月20日
だったんだけど、

それが二回目(3月14日)の時は、
千葉の開花予想が3月31日
東京の開花予想が3月25日
になっちゃった。

◇◇◇◇◇

でも桜(満開)の見ごろは、この開花予想日から1週間ぐらい経ってからなんだって。

みなさんはいつもどこに桜を見に行っていますか?
どうせ見に行くなら、桜満開の時に行きたいですなぁ。

今、コンビニの雑誌コーナーにある千葉ウォーカー・東京ウォーカー、ぴあ、じゃらん・・・・・・などなどの雑誌は、桜、そして花見の大特集ばかりですから、よかったら参考に見て(立ち読みでOK)みるのもいいかも。

◇◇◇◇◇

ちなみにうちのグループホームがある団地のあっちこっちにも桜がきれいに咲くんですよ。
団地の中にある公園に咲く桜もきれいです。

その桜を見るのも今年で8回目です。
=(イコール)うちのホームが開設してから8年目ってことになります。

う〜〜ん長い・・・・・・。
まさか8年前は、こんなに長く居るとは思っていなかった。
なにせ僕は飽きっぽい性格なんで。

この仕事を初めて丸13年。
今のホームが4カ所目の職場だけど、大抵の職場が2〜3年で退職なり異動なりしてきたから8年はやっぱ長い!!

◇◇◇◇◇

でも、嫌になったり、自分の意にそぐわない時、その職場を辞めるっていうのも一つの方法だけど、そんな職場だからこそ踏ん張って居座り、嫌なことや意にそぐわない事を自分のやれる事からで変えてみる(変える挑戦をする)のも一つの方法かな。

って、8年目の桜を見ることになったこの時期にちょっと思いました。

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